ども!
午後の仕事って眠くなる方、結構いらっしゃると思います。
眠すぎて仕事に手が付かない方、朗報です。
今回ご紹介する【コーヒーナップ】という方法で、
午後の仕事もハイパフォーマンスで乗り切りましょう!
もくじ
そもそも午後に眠くなる理由
理由1.午前中の疲れが溜まってきている
午前中の仕事での疲れが溜まると、”アデノシン”という脳内物質が脳のレセプターという場所に溜まっていきます。
分かりやすく言うと、脳内にレセプターというくぼみがあり、そこにアデノシンという疲労物質がカッチリはまる訳です。
このように脳内にアデノシンという物質が溜まっていくと脳が「休ませてくれ~!」とサインを出してきます。
これが眠気の正体という訳です。
理由2.食後は覚醒に関わる脳内物質が抑制される
1990年代、”オレキシン”という覚醒に関わる脳内物質が、
食後になると抑制されるということが研究で明らかになりました。
元々、我々生物は基本的にエサを探すことを目的としていました。
なので、食料を確保するために空腹時はオレキシンを活発にさせ、
覚醒させておく必要がありました。
食料を確保し、満腹度が上がっていくと脳を覚醒させておく必要がない為、
オレキシンを抑制するというメカニズムなんですね。
コーヒーナップ(Coffee Nap)とは?
さて、午後(食後)に眠くなるという理由を解説したところで、
今回のメインのコーヒーナップについてご説明致します。
Nap・・・昼寝、うたた寝のこと
つまり、コーヒーを飲んで昼寝をする、ということです。
睡眠不足の実験者達に以下の内容で眠気を取る方法を試してもらいました。
- ラジオ
- 冷たい風にあたる
- 仮眠無しの休憩
- 仮眠
- カフェインを取る
- カフェインを取ってからの仮眠
実験の結果、【カフェインを取ってからの仮眠】が
一番眠気を取るという結果が出ました。
そこで、コーヒー(カフェイン)を摂取して昼寝をするという
コーヒーナップという方法が編み出されたんですね。
コーヒーナップの特徴
コーヒーナップの特徴は、
仮眠をする前にコーヒーを摂取することで、
疲れを取り、午後の仕事も疲れにくくすることにあります。
その理由は、疲労物質であるアデノシンと
カフェインが物質の構造上、似ている為です。
順を追って説明致しますと
①昼寝で脳内に溜まったアデノシンを除去する
②アデノシンが除去されたレセプターに、カフェインがハマり、
アデノシンが入る余地を無くす
というプロセスが成り立つためです。
これによって、
午前中の疲れが解消&午後も疲れにくいというメリットが得られる訳ですね。
コーヒーナップの方法
コーヒーナップの方法は至って簡単です。
①コーヒー1杯を1分以内に飲み切る
②飲み切ったら即座に仮眠をとる(20分以内を目安)
たったこれだけです。
「そんな短時間で眠れるか!!」という方、
大丈夫です。無理に眠る必要はないです。
目をつぶっているだけで、脳内の疲労物質は取れます。
要するに、インプットを極力まで減らすことが重要なんですね。
そう考えると、瞑想が疲れを取るという理屈も納得できます。
たったこれだけの行為で、
疲れを除去して、更には午後の仕事も疲れにくくするなんて、
いいことづくしですね。
コーヒーナップの注意点
昼寝4時間以内にカフェインを摂取しない
カフェインは4時間ほど効果が持続します。
脳がカフェインで覚醒状態に入っていると、
昼寝で疲れを取ろうにも、効率的に取れません。
できるだけ、昼寝の4時間以内はカフェインを摂取しないようにしましょう。
昼寝は20分以上しない
20分以上昼寝をしてしまうと、深い眠りに入ってしまい、
目覚めが良くない状態のまま午後を迎えることになってしまいます。
昼寝は20分ということを心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コーヒー一杯と昼寝で午後のパフォーマンスが上がるなら、
安いものですね。
全員に効くとは限りませんが、
気になった方は是非試してみてくださいね。
では、また。