書評

【要約】天才と発達障害

ども!

最近では、GAFA(Google,Apple,Facebook,Amazon)などの企業がイノベーションを起こし、世界をリードしていますよね。
更に言ってしまうと、世界にいる少数の”天才”達が世界にイノベーションを巻き起こしているのです。

ただ、そのような天才たちは、発達障害や精神疾患になりやすいという事実を知っていましたか?

本書では、以下のストーリーで内容が展開していきます。

  1. 発達障害の人に天才が多い理由
  2. 歴史上の偉人たちの事例
  3. 天才を埋めてしまう日本の風潮と解決策

今回は、そのような内容に踏み込んだ書籍「天才と発達障害」について要約を記事に致しました。

大胆、反抗、好奇心、過剰集中

これらのワードは一体何でしょうか?
答えは、「発達障害の人の特徴」です。
具体的にいうと、以下の偉人たちは発達障害の気質があったようです。

  • 芥川龍之介
  • アインシュタイン
  • モーツァルト
  • 夏目漱石
  • 野口英世

どうでしょう。偉業を成し遂げた人たちばかりですよね。
この他にもまだまだいて、「どのような理由から、その人達が発達障害の気質があったと言えるのか?」についても本書では詳細に記載されています。

マインドワンダリング

マインドワンダリングとは、心理学における概念です。
例を挙げると、授業中に「今日の夕方は何をしようかな…」とか考えたこと、ありませんか?

このような”心ここにあらず”の状態を心理学用語で「マインドワンダリング」と言います。驚いたことに、人間が起きているうち30~50%はこの「マインドワンダリング」の状態になっているようです。

この現象は、これまではごく日常的なこととし、あまり重要に考えられていませんでした。
しかし、最近ではこのマインドワンダリングが「創造性と関係しているのではないか?」ということで、研究が活発に行われているようです。

マインドワンダリングのデメリット

マインドワンダリングも、人によって頻度が違うようです。
では、マインドワンダリングが頻発して起きる人にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

  • 講義などに集中できない結果、記憶に残りにくい
  • 交通事故などを起こしやすい
  • 過去の辛い出来事を思い出すことで、幸福感が下がりやすい

一般的に、これらのデメリットがあると考えられています。

マインドワンダリングのメリット

マインドワンダリングが頻発して起こる人はデメリットばかりなのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
マインドワンダリングは以下のようなメリットもあるんです。

  • 創造性がある
  • アイデアを出しやすい

これには理由があります。
創造性やアイデアというのは、日常のルーチンワークの中では出てきません。
マインドワンダリングが発生しているときは、そのルーチンワークから外れている状態です。
つまり、普通に行動しているだけでは発見できない創造性や、アイデアが発生しやすくなるのです。

「拡散的思考」と「収束的思考」

マインドワンダリングの状態は、「拡散的思考」とも呼ばれます。
これは、文字通り考えていることが拡散しやすい状態です。
例えば、「あることを話していたかと思うと急に違う話をし始める」というのは拡散的思考の一例ですね。

それに対して「収束的思考」というのは、論理的に道筋を立てて結論を導きだす考え方です。

また、「拡散的思考」に関しては誰にでも可能、という訳ではないようです。

創造性があるのはマインドワンダリングが程よくある人

「マインドワンダリングが多発する人ほど創造性なのか?」というと、必ずしもそうではないようです。

筑波大学で538人の学生を対象に、創造性とマインドワンダリングの関係性を調べたところ、一番創造性に溢れていたのは程よくマインドワンダリングが発生していた学生だったようです。

つまり、マインドワンダリングは少なすぎても、多すぎても創造性が乏しくなるという結論に至ったようです。

現代の日本によって天才は殺されてしまう

歴史上の偉人たちは発達障害の人が多い、という具体例を本書では沢山書かれていますが、今の日本ではそのような天才たちは埋もれてしまう、とのことです。

人と足並みを揃える=日本の美徳

昔から日本では「人と足並みを揃える」ことが美徳と考えられていました。現代の日本でもこの風潮はありますよね。
戦後の日本ではこのような風潮が爆発的に経済を発展させたというのは事実ですが、果たして現代でもその風潮は当てはまるのでしょうか…?

ADHDやASDなどの発達障害の人は「他の人とちょっと違う…」という理由から学校や社会に溶け込めず、結果として引きこもってしまったりしているのが現状です。

現に、学生の幸福度が世界で一番高いオランダの教育は、個人にフォーカスを当てた教育を実施しています。
皆と足並みを揃えるという日本の教育とは違いますよね。

このように昔の日本の風潮が根強く残っている状況だと、「凡人が天才の足を引っ張る」という状況が往々にして起きてしまいます。

少しでも不正を犯したら永遠にバッシングされる日本

日本では「音楽会の人間が薬物に手を染めた」となると、CDを一斉に回収したり、下手したら二度と表舞台に立てなくなることもあります。

一方、海外では薬物中毒やアルコール依存になった人間が未だにヒーローであることがあります。

事実、”天才”と呼ばれる人達は薬物やアルコールの中毒になりやすい傾向がみられるようです。

もちろん、薬物に手を染めることはいけないことだと思いますが、それだけの理由で天才を埋めてしまう日本の風潮ですと、日本から天才が消えてしまうというのも納得ができる話です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
もう一度日本が世界をリードするようになるには、「ちょっと変わっている」人がいじめられている現状を何とかするのが一番良いことなのかもしれません。
もし「変わっているな」という人がいても、温かい目で見守る目が必要ですね。

では、また。

ABOUT ME
ラキマル
ラキマル
関東在住。SEとして働いてる28歳です。 中身は人生色々なことして楽しみたい少年です。