ども!
今回は、赤羽雄二さんの書いた【マッキンゼー式ロジカルシンキング】について、まとめてみました。
今回僕が読んだのは漫画版ですが、マンガの読みやすい部分もあり、マンガでは伝えきれない部分は文章にして説明していたりなどしていて、非常に読みやすく、内容も分かりやすかったです。
マッキンゼーって?
Wikipediaより抜粋
マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company, Inc.)は、シカゴ大学経営学部教授のジェームズ・O・マッキンゼーにより設立された、アメリカ合衆国に本社を置く大手コンサルティング会社。ドイツポストの経営権を握っている。米国、欧州、アジア、南米、東欧など世界60カ国に105以上の支社を持つグローバルな戦略系コンサルティングファーム。全世界の主要企業を対象に、年間1,600件以上のコンサルティング・プロジェクトを手掛ける。
マッキンゼーとは、いわゆる”コンサルティングファーム”ですね。
コンサルティングとは、企業に対して「どうすれば今の状態からもっと良くなるか、今の会社はどこを是正すべきか」などに対してアドバイスをすることです。
一般的に、企業はコンサルタントには多額の報酬を支払いますから、コンサルタントも適当なアドバイスをすることはできません。
そのようなプロフェッショナルな仕事ですから、コンサルタント=激務という図式にも納得がいきますね。
内容のまとめ
では、本書の重点についてザックリと説明していきます。
ロジカルシンキングとは
Wikipediaより抜粋
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。日本語訳として論理思考あるいは論理的思考と置き換えられることが多い。日本で育まれており、論理学に由来する考え方や、コンサルティング業界に由来する考え方に分かれる。後者に「重複なく・漏れなく」対象を分析するMECE(ミッシー)といった考え方がある。三角ロジックは主張、客観的データ、論拠をセットにすることで、議論の方法として広く使われている。
うーん、色々と書いてあって、なんだか難しそうですね。
しかし、本書ではロジカルシンキングのことを簡潔にこう説明しています。
相手が「なるほど!」と思わせれば、それがロジカルシンキング
マッキンゼー式ロジカルシンキングより
これだと分かりやすいですね。相手に「なるほど」と思わせる説明を考える。これ自体がロジカルシンキングなのですね。
また、マッキンゼーのロジカルシンキングは以下の内容に焦点を絞っているようです。
- 論理的に物事を考え、深める
- 既成概念にとらわれず、もっとも適切な方法を考える
- 具体的に実行する手段、姿勢
これをかみ砕いていくと、まずは現状分析を行い、何がダメなのかを考える。その後、「今まではこうしてきていた」という考えを一切すて、どのようなやり方が一番合理的なのかを考える。その後、どのように実行していくのかを考え、実行に移す、ということです。
論理的思考はA4メモ書きで鍛える
「相手に「なるほど」と思わせることがロジカルシンキングなのはわかった。じゃあどうすればそのような考えが思いつくようになるのか?」と思いますよね?
本書では、そこもしっかりと説明してくれています。
その答えこそが「A4メモ書き」です。
どのような内容かというと、A4用紙を横にして左上にタイトル、右上に日付を書きます。本文を4~6行で、各行は20~30文字程度にして書きます。
その他の重要なポイントは以下の通り
- A4用紙1枚につき、1分で書き終える
- 1枚につき、1タイトルで書く
- 紙はA4用紙
- タイトルは疑問形にする
- 同じタイトルでも気が済むまで何枚でも書く
最初は1分だとまともな内容が書けないと思います。
そこで本書では、「毎日10枚以上のA4メモ書きを行えば、必ずロジカルシンキングが身につくようになる」と言っています。
このA4メモ書きこそが本書の真骨頂と言っても過言ではないでしょう。確かに、毎日A4メモ書きを1分以内で毎日10枚書くことで、頭の回転スピードが段違いに良くなります。
コンサルタントのように、最短で最高の結果を出すには、頭の回転のスピードって非常に重要だと思いますよね。
そういう観点でいうと、A4メモ書きを訓練するというのも理にかなっていますね。
ちなみに、A4メモ書きには以下のような効果があります。
- 頭が整理される
- もやもやが無くなっていく
- くよくよしなくなって、前向きになる
- 優先順位が明確になる
- 行動が早くなる
- 言いたいことが頭の中に浮かぶようになる
- 説明が上手になる
ゼロ秒思考
ゼロ秒思考とは、言葉通り「ゼロ秒で考える」ということです。
ゼロ秒でいくつもの解決策やアイデアを出す、これこそがコンサルタントに必要な力なのだと思います。
前に説明したA4メモ書きと関連する部分ですね。A4メモ書きを訓練することにより、いずれはメモに書かなくても色々な問題点や解決策、アイデアが思い浮かぶようになるのです。
つまり、A4メモ書きのレベルアップした姿が”ゼロ秒思考”と言ってもよいでしょう。
このゼロ秒思考をマスターすると、自分の仕事がどれくらい捗るのかと考えると、ワクワクしてきませんか?
きっと、このゼロ秒思考をマスターする頃には、社内で一番の問題解決能力やアイデア提案能力が身についていることでしょう。
まとめ
色々と書いていきましたが、これでも全体の3割以下の内容だと思います。
それくらい、本書は中身が濃かったです。しかし、中身が濃いからと言って読みにくい訳ではなく、マンガということもあり非常に読みやすかったです。
僕は常々「マッキンゼーなどのコンサル会社で働いている人のように働けたら、社内でズバ抜けて優秀な人になるんじゃないか?」と思っています。
そして、恐らくこの考えは当たっていると思うんですよね。
なので、社内でズバ抜けて優秀になりたいのであれば、”世界最高峰の頭脳集団 マッキンゼー”の考えを参考にするというのは、重要だと考えました。
そのような経緯から本書を手に取ったのですが、本当に読んでよかったです。是非、皆さんも読んでみてください。
では、また。