書評

【要約】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

ども!

先日、書店をうろついていたらこのような本を見つけました。

山口周さんの著書 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?です!

正直、この本を読んで僕はかなり衝撃を受けましたね…

というのも、私の仕事はSE(システムエンジニア)という仕事なのですが、この仕事では[論理的思考]が正しいという世界です。というか、どの職業でも基本的に論理的思考が正義、という風潮はあるでしょう。

しかし、本書では「論理的思考には限界が来ていて、これからは各個人が美意識を鍛えるべし」ということを言っているんですね。

なぜそんな風に書いてあるのか?

今回は本書の要約を通じて、ご説明していきたいと思います!

最先端のエリートは「美意識」を磨いている

まず、最近のエリートは美意識を磨いているようです。

今まで(というか今でも?)MBA(経営学修士)を持っている人は優秀という風潮がありましたよね。

ただ、今ではMFA(芸術学修士)を取得する人が増えているようです。

ハーバードビジネスレビューでは、「MFAは新しいMBAだ」という記事が出たほどです。

じゃあなぜ、エリートは美意識を磨いているのか?それは以下の通りです。

理由1:論理的思考には限界がある

今までのビジネスマンといえば、論理的思考(ロジカルシンキング)を鍛えることが正義とされていました。

誤解を恐れずに言うと、論理的思考能力とは「誰が考えても同じ答えにたどり着く」ということです。つまり、これでは差別化がなくなっていくんですね。

ビジネスマンならわかる通り、競合他社と戦うには差別化は必須になってきます。

論理的思考能力だけでは差別化を図るのは難しい、ということが本書に書いてあります。

じゃあ差別化はどのようにして作り上げることができるのか?それが本書のキーワードにもなっている「美意識」になります。

理由2:世界のニーズが「自己実現の欲求」になっている

人間の欲求として、生存の欲求から自己実現の欲求までの5段階があるといわれてます。

これがマズローの5段階欲求説とか言われるものなんですが、詳しくはググってください(笑)

平たく言うと、人間の欲求は生存するのが第一優先で、その欲求が満たされると次のステップの欲求を求めます。

最終段階である5段階目が「自己実現の欲求」なのですが、これは何かというと「自分らしい生き方をしたい」という欲求です。

ザックリと言ってしまうと、消費者の欲求がファッション化しているんですね。

このような世界では、企業やリーダーの美意識が企業の競争力を大きく左右します。

理由3:システムの進歩に法律が追い付いていない

最近ではAI(人工知能)という言葉が流行っていますが、実はまだ人口知能の法律って無いんです。

というか、技術の進歩が速すぎて法律の整備がついていかないんですね。

そんな未来を先読みしたのか、googleでは人工知能の倫理委員会を設立したといいます。

よく「これは法律では規制されていないからやっていんだ」ということでグレーなことをする人を見かけますが、これでは美意識があるとは言えませんよね。

ざっくりと言ってしまうと「法律で規制されていないなら何やってもいいの?」という感じですね。

システムの進歩が激しく、法律の整備が追い付かないこの現代においては自分自身の中にある「美意識」に照らし合わせて行動していくことが重要になります。

じゃあどうやって美意識を鍛えるの?

このご時世、自分自身の中の美意識が重要ということはわかりました。

じゃあ、一体世の中のエリートはどうやって美意識を磨いているの?ってところが気になりますよね。

絵画を見る

まず美意識というと、一般的に”アート”というようなイメージを持っている人が多いと思います。

となると、アート(芸術)に触れることがやっぱり不可欠ですよね。

とはいえ、ただ絵を見ただけで、本当に美意識って上がるの?っていう風に思われる方もいるかもしれません。

本書では、おススメな絵画の見方としては

  • まず、何の情報も持たずに絵を見てみる
  • その絵の中から感じたことを書き出したり、一緒にいる人と共有する
  • そうして熟考したうえで、この絵はどんなことを描かれているものなのか?を調べる

絵画を見るときに上記のプロセスを行うことでどうなるか?

きっと、一番最初にあなたが絵を見たときに感想と、上記を行った後のあなたの感想では全く違うことに気が付くはずです。

自分の中の解釈としては、絵を見る→自分の中でのイメージを持つ→他の人に対してそのイメージを共有するという作業を行っていくことで、自分の中の美意識が研ぎ澄まされていくのかな?と感じました。

哲学を学ぶ

哲学っていうと難しい…という風に思われるかもしれません。

一般的に哲学というと答えのない問題に対して自分なりの答えを出していくという学問になります。

例えば、極端な例ですが「自分の家族を守るために行った盗みは罪になるのか?」というような問題に対し、自分なりの考えや答えを導き出すような学問という感じです。

上記の例だと、

  • 盗みはどんな理由があっても罪!
  • 家族のためであろうと許されることではない!

という答えもありますし、その逆に

  • 盗まれた人が大富豪で、その人にとってダメージを感じない程度の盗みならOK
  • 家族を助けるためなら自分があとで罪を償うのであれば盗んでもOK

などの答えもあると思います。

こういう風に自分の中での考えをまとめることって、システムの進歩に法律が追い付いていない世界において、物事を決定する重要な軸を果たすと思いませんか?

実際、海外のエリートの大多数は哲学を学んでいます。

そこで、自分の中の哲学の土台があって、その上に論理的思考などのスキルを身に着けています。

が、日本のビジネスパーソンには哲学というのが軽く見られているため、この土台の部分がすっぽりと抜け落ちている人が多いそうです。

美意識は重要!だけど、論理的思考を蔑ろにしてはいけない

ここまでいうと「じゃあ、論理的思考なんて必要ないんだね」という風に思われる方もいるかもしれませんが、それは違います

著者が言いたいのは「今後は論理的思考だけではなく、美意識を兼ねそろえた人が世界を引っ張っていくだろう」ってことであって、論理的思考は必要ないと言っている訳ではないのです。

論理的思考は、一般的な問題解決においては非常に強力な考え方になります。

が、論理的思考では答えが導き出せないとき、そんなときに唯一頼りになるのが”美意識”ということですね。

つまり、論理的思考能力と美意識の両方を兼ねそろえられるようにしましょう!ってことですね!

おわりに

いかがでしたでしょうか?

正直、これまでの僕の中で芸術や美意識っていうのは「その人によって感じ方が違うし、確かなものじゃない」というイメージがありました。

が、この本を読んでからはそんな考えは消えていきました笑

結局、答えがあるということは、みんなが同じ答えにたどり着いてしまうということなんですよね。

この記事では本当に触りの部分ぐらいしか紹介できませんでしたが、実際に本の中には色々な事例や理由をもとに美意識の重要さを解説してくれています。

是非、手に取って読んでみて下さい!

この本は本当におススメできます!

きっと、読み終わったとき、読み始める前の自分とは全く違う考え方の自分がいることに気付けるはずです!

ABOUT ME
ラキマル
ラキマル
関東在住。SEとして働いてる28歳です。 中身は人生色々なことして楽しみたい少年です。