こんな風にお悩みではありませんか?
この記事では、SIerからWeb系に転職した僕が体験談を語ります!
この記事を読めばSIerからWeb系へ転職した後のイメージがつきやすくなります。
また、この記事では、SIerからWeb系への転職に焦点を絞って書いています。
Web系からSIerへの転職は、後述しますが、希望している人が殆どいないためここでは書きません。
では、さっそくいってみましょう。
もくじ
SIerからWeb系へ転職ってどうなの?
結論から言ってしまいますと、可能です。
まぁ、このご時世ネットで勉強をすれば未経験でも転職が可能なので、同じIT分野で働いているSIerがWeb系に転職できるのは当たり前のことですよね。
ただし、注意点もあります。
未経験よりは断然有利!だけど…
まず、同じIT分野であるため未経験よりは断然有利です。
かといって特に何も勉強しないまま苦労せずに転職できる訳ではありません。
SIerにいてもWeb分野の業務をこなしてきた人だったら、そこまで苦労せずに転職後も業務を続けていけると思います。
しかし、SIerは色々な分野のIT業務を行うため、全員がWebに精通している訳ではありません。
例えば、C言語などの組み込み系をメインでやってきてWeb系には殆ど触ったことが無い人は厳しいと思います。
また、Web系と言っても社内のWebシステムを少しかじったくらいでは、心細いです。
正直、社内WebシステムとWeb系で開発しているWebシステムは殆ど別物です。
レスポンシブなどのスマホ対応が当たり前の世界ですから、最低限でもその辺のことは理解していないといけません。
また、流行り廃りの激しい業界ですから、最新のフレームワークやプログラミング言語などについても知っていないといけません。
舐めてると未経験より使えない人になる
っていう人は、間違いなく未経験の人よりも使えない人になる可能性が高いです。
ちなみに、ここで言っている未経験とはITの仕事の経験はないけど、テックキャンプやCodeCampGATEで勉強は終えている人のことを指します。
ITと言っても範囲が広いので、殆どWeb系に触ったことが無い人SEより、未経験でも勉強した人の方が戦力になります。
未経験分野に転職するつもりで学んだほうが良い
ここまで言うと自信が無くなってきちゃうかもしれませんが、大丈夫です。
未経験の人でも勉強すればWeb系に就職できるということは、同じくらい勉強すれば未経験の人よりも戦力になるということです。
今まで培ってきたITの土台があるので当然ですよね。
なので、Web案件に携わっていない人は未経験分野に転職するつもりで勉強したほうが吉です。
仕事上ではどのような違いがある?
SIerとWeb系は、同じIT分野と言っても業務は大分違います。
まず、SIerがメインとしている業務は取引先の企業などからシステムを受注するということが多いので、システムの品質を最重視されます。
結果として、SIerではシステムの設計書などが重視されます。 (SIerでは設計書をもとにテスト仕様書を作成するため)
一方、Web系ではビジネスに可能性があるのかどうかをWebシステムを運用することで検証するため、スピード感が重視されます。
なので、SIerからするとWeb系は「もっとキッチリやらなくて大丈夫なのか?」と思われるかもしれません。
一方、Web系からしたら「そんなスピードじゃ遅すぎるよ」という風に思われかねません。
同じIT分野でもこれくらい違うので、転職する際にはお互いの業務の特徴というものを知っておくことが必要になります。
備考:SIer→Web系へ転職したい人は多いけど、その逆は少ない
ここで、ちょっと備考です。
ブログをやっている関係上、検索キーワードの月間の検索件数などを調査するのですが、「SIerからWeb系へ転職」という検索ワードは沢山あるのですが、その逆は1割程度になっていました。
実際、SIerからWeb系へ転職する人は多いですが逆は少ないみたいです。
SIerはWeb系の自由な働き方に憧れを持っているってことなんですかね。
さいごに
今回はSIerからWeb系へ転職したい人向けへ記事を書きました。
僕も転職してみて分かったのは、Web系をちょっとかじったくらいじゃ全然通用しないということでした。
今までSIerでそれなりの実績を出してこれただけに、この経験は歯がゆくてしょうがありませんでした。
僕と同じくSIerからWeb系へ転職をしようと考えている方は、僕みたいな経験をしてほしくありませんので、是非とも勉強してから転職活動をしてほしいと思っています。
自分が現場で役立たないという風に気にするのは、予想以上につらいものですから…
では、また。