ども!
認知能力を向上(=頭を良くする方法)って、知りたくないですか?
今回は、2015年にアメリカのノースフロリダ大学で研究された「認知能力を向上させる運動」についてご紹介していきます!
頭を良くする運動とは?
結論から述べてしまいますと、それはズバリ「木のぼり」です。
「え?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に、18歳~59歳の成人を対象にテストをしてみたところ、被験者のワーキングメモリが何と50%も向上したことが分かったのです!
しかも驚くべきことに、この実験では2~3時間という短時間で効果が見られたとのことですから、かなり即効性があることが分かりますね。
ワーキングメモリって?
ワーキングメモリとは、一時的な記憶領域(短期記憶)のことです。
このワーキングメモリは例えるなら机のような役割を持ちます。
勉強するときに机が狭かったら効率が悪いですよね?
このワーキングメモリが向上することで脳を効率的に使うことができ、結果的に認知能力の向上へ繋がってくれるのです。
また、ワーキングメモリが大きい人ほど不安に強かったり、鬱傾向が少ないという研究結果もあります。
木登りがワーキングメモリを向上させる理由
では、何故木登りがワーキングメモリを向上させてくれるのか?
これにはいくつか説があるのですが、木登りをするときはバランスをとったり、腕に力を入れたり、上のほうへ上っていく為に次に掴むべきところを考えたりしますよね。
これらの一連の行動がワーキングメモリの向上に効果があるのではないかと言われています。
とはいえ、大人が木登りをするのもちょっと恥ずかしいですよね…
そんな人の為に、木登り同等に効果のあるボルダリングをおススメ致します。
ボルダリングでは木登りと同じような運動をしますし、何より木登りよりも安全です。
木登り以外の運動でも効果はある
この実験では木登りのほか、以下のような運動も併せて実験されました。
- 幅3インチ(7.62cm)の梁の上を歩く
- クロールする
- 姿勢に注意を払って移動する
- 重いものを持ち上げて運ぶ
なんと、これらの運動でもワーキングメモリが向上することが分かったのです。
つまり、運動すること自体が認知能力を向上させるということですね。
脳を鍛えるには運動しかない!
ちなみに、この実験では運動のほかに
- 勉強をする
- ヨガをする
などの行動がワーキングメモリに及ぼす効果も実験しましたが、残念ながら、これらの行動はワーキングメモリの向上に効果は見られなかったようです。
以前、「脳を鍛えるには運動しかない!」という本が流行しましたが、頭を良くする=運動という図式は、脳科学者たちの間ではもはや常識となっているようです。
※ちなみに、この「脳を鍛えるには運動しかない!」という本ですが、運動は頭を良くするだけではなく、鬱や不安症の軽減にも効果があると書いてあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「年齢を重ねると脳細胞は増えない」と言われていたのはもはや過去の話です。
運動は身体の健康だけではなく脳にも良い影響があるとのことなので、運動をしない手はありませんよね。運動をして、健康な身体を手に入れましょう!
では、また。